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耳より健康情報





かつて50〜60年前の日本では、結核などの感染症が主要な病気で、その予防や治療には栄養をとることが重要とされていました。
ですから、卵や鶏肉、鯉などが、いわゆる滋養のある食品として治療食に用いられました。
エネルギーをとり、少しでも太って体力をつけることが重要な時代だったわけです。
ところが現代では、病気もすっかりさま変わりしました。主要な病気は成人病となり、とくに食事とかかわりの深い病気として、糖尿 病や高脂血症が問題になっています。
そこで、糖尿病や高脂血症の治療食には、目で楽しみ、大量にとって満腹感を味わい、しかもエネルギー量の少ないメニューが必要に なります。
こうした要求を満たしてくれるのが食物繊維です。糖尿病や高脂血症の治療食には、食物繊維を多く含む繊維性食品を多いに活用すべ きでしょう。
繊維性食品は、ヒジキ、ワカメ、寒天などの海藻類、キノコやコンニャク、イモ類、豆類、果物などには、食物繊維がたっぷり含まれ ています。
ただし、イモ類や果物は、食べ過ぎるとエネルギーの過剰摂取につながります。
食物繊維自体はエネルギー量が0(ゼロ)ですが、イモ類や果物はでんぷん質や糖分も多く含むからです。
これに対して、キノコやコンニャク、海藻類は、食品自体のエネルギー量が0なので、糖尿病や高脂血症の人でも安心して食べられま す。
ことに寒天は、あらゆる食品のなかで食物繊維の含有量が一位です。
81.29%が食物繊維ですから、寒天は食物繊維のかたまりともいえます。
しかも寒天には、料理からデザートまで、いろいろな形で手軽に使えるという利点もあります。
普通、私たちが食事をすると、消化吸収が進むにしたがって血糖値、つまり血中のブドウ糖の濃度が高くなります。
健康な人なら、インスリンというホルモンの働きで細胞にブドウ糖が取り込まれ、まもなく血糖値は下がります。
ところが、糖尿病の患者さんは、インスリンの量や働きが不足しているため、ブドウ糖を細胞に取り込む作業が追いつかず、血糖値が 上がりやすく、また下がりにくくなっています。
このように血糖値がうまくコントロールできないことが、動脈硬化などの合併症(一つの病気に伴って起こる他の病気)を進める大き な要因になるのです。
しかし、食物繊維の豊富な食事をとると、食品が消化吸収される速度が遅くなり、血糖値もゆっくり上がります。
そのため、インスリンの量や働きが少ない糖尿病の人でも、持っている処理能力の範囲内で、血中のブドウ糖を細胞にとり込みやすく なります。
また、食物繊維には、インスリンを出す器官を刺激し、インスリンの分泌そのものを促す作用もあるといわれています。
これらの働きにより、食物繊維は血糖値を下げ、糖尿病を改善するのに役立つわけです。
コレステロールについても、食物繊維がその吸収を阻害して上昇を抑えることがわかっています。
食品に含まれるコレステロールだけでなく、食物繊維は胆汁酸に含まれるコレステロールの再吸収を阻害する点で、コレステロール値 の低下に大きく寄与するといわれています。
胆汁酸は、消化液の一つである胆汁の主要成分で、その材料としてコレステロールが使われています。
肝臓で作られた胆汁酸は十二指腸にそそがれ消化を促しますが、役めを終えると大部分が再吸収され、また肝臓で使われます。
しかし、食物繊維の豊富な食事をとると、再吸収される胆汁酸の量が減るため、材料であるコレステロールの消費量が多くなり、コレ ステロール値の低下に役立つのです。
寒天料理などで食物繊維をたっぷりとることは、これらの点でも、糖尿病や高脂血症の改善に効果を発揮します。
ふだん、食物繊維が十分に摂取できているかどうかは、水洗トイレに排泄した便の状態を見ればわかります。
便が水に浮いていれば、それは食物繊維が十分にとれている証拠です。 もし便が沈んでいたら、それは便中の食物繊維が少なく、脂肪 やたんぱく質が多いということですから、もっと食物繊維をとる必要があります。
そして、食物繊維の摂取量をふやすために、保存がきいて幅広い料理に使える寒天をうまく利用するとよいでしょう。
煮溶かして固める従来の利用法もよいのですが、水でもどしてちぎった角寒天や糸寒天をそのまま使うと、より手軽に寒天が食べられ ます。
酢の物やサラダ、みそ汁、スープなどに入れて試してください。
寒天の成分のほとんどは食物繊維ですが、それだけにいくら食べても消化器に負担をかけずに体の中を素通りし排泄されます。
そして、この特性が腸にたまった老廃物や、とり過ぎた栄養分を包み込んで、同時に体外に押し出し体の中の大掃除の役目を果たして くれます。
こうして寒天のすぐれた機能を上手に利用すれば、ニキビ・便秘・肥満防止・高血圧予防・大腸ガン予防・糖尿病等に効果的です、
宝酒造は寒天の材料となる紅藻類に含まれるアガロオリゴ糖に炎症を抑えてがんを予防する働きがあることを突き止めた。
寒天由来のオリゴ糖を溶かした飲み水をマウスに与えたところ、皮膚がんの発生率を35%程度抑制できることがわかった。
人間のがんにも有効に働く可能性がきわめて高いという。
同社バイオ研究所のグループは、寒天の材料になるテングサなどに含まれるアガロースという多糖を酸で分解し、アガロオリゴ糖を作 った。寒天を食べれば、胃酸によって体内で自然にアガロオリゴ糖ができる。
この糖にがん細胞を殺す働きがあることは同研究所がすでに明らかにしていたが、がんの予防効果を証明したのは初めて。





     
     
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